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霧多布湿原ナショナルトラスト支援25周年 活動を支える車両を寄贈し、「ニュースキンの森」を継続しました
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霧多布湿原ナショナルトラスト支援25周年
活動を支える車両を寄贈し、「ニュースキンの森」を継続しました

さまざまな動植物の命を育む、自然豊かな霧多布湿原(北海道)。その周辺には民有地が多く、湿原をそのままの姿で残すためには、保全が必要でした。そこでニュースキンは2000年より、民有地を買い取って保全し、未来の子どもたちへ美しい湿原を残していくナショナルトラスト活動を行う、認定NPO法人 霧多布湿原ナショナルトラストへのサポートを続けています。

今年は、皆様の応援により、200万円の支援金が、次の活動に活用されています。

  • 支援25周年を記念して、保全・環境教育活動を支える車両を寄贈
  • 水源の森をつくるために設けた「霧多布湿原ニュースキンの森」植樹プロジェクトの継続

など

10月には、会員代表の皆様と社員が現地を訪れ、残すべき湿原を肌で感じながら、自然を守るための植樹活動を行ってきました。この美しい湿原を未来へとつなぐ取り組みを、ぜひご覧ください。

基本情報をCHECK

霧多布湿原について

北海道の東、厚岸郡浜中町に位置する霧多布湿原。面積は約3,168ヘクタール、東京都の渋谷区が2つ入るほどの広さを誇り、国内でも5本の指に入る大きさの湿原です。野生動植物が人の生活のすぐそばで生息しているのも特徴です。


霧多布湿原の魅力

  • 別名「花の湿原」:平地にありながら、夏にはエゾカンゾウやワタスゲなどの高山植物が一面に咲き乱れる
  • 希少な野生動物との出会い:特別天然記念物のタンチョウ、天然記念物のオジロワシ、シマフクロウなどが生息
  • 学術的価値の高い、泥炭形成植物群落地:総面積3,168ヘクタールのうち、中心部の約803ヘクタールが、1922年(大正11年)に国の天然記念物に指定
  • 国際的な湿地保護地域:水鳥にとって重要な湿地として、1993年「ラムサール条約」登録
  • 地域の誇りとしての評価:2001年「北海道遺産」、2021年「厚岸霧多布昆布森国定公園」に指定
  • 多様な湿地タイプが共存:学術的にも貴重な環境構成、4つの湿原タイプ(低層湿原・中間湿原・高層湿原・塩湿地)が見られる希少な湿原
Eco story column
霧多布湿原ナショナルトラスト理事長 小川 浩子さんによると、「湿原は『自然の水がめ』として知られていますが、豪雨時に水を蓄えて災害を和らげるEco-DRR(生態系を活用した防災・減災)としても注目されています。さらに、湿原は二酸化炭素の吸収源でもあり、植物が枯れても分解されずに泥炭(ピート)として炭素を地中に閉じ込めます。
ですが、開発によって湿原が破壊されると、蓄積された炭素が大気中に放出され、温暖化を進める可能性があります。湿原の上に広がる森林もまた、炭素を吸収・貯留する重要な存在で、両者は連携して貴重な炭素の貯蔵庫を形成しています。
この自然の仕組みは、私たちの暮らしや産業文化を支える『見えないインフラ』。湿原を守ることは、地球の未来を守ることでもあるのです」
(2025年10月27日開催「Force for Good Learning Session」にて)

霧多布湿原の「まるごとつながる生態系」

森、湿原、海がひとつの生態系となり、豊かな環境をつくりだす霧多布湿原。浜中町で暮らす人々は、自然からの恩恵を受け、農業や漁業、林業といった産業を発展させてきました。
そのつながりを見ていきましょう。

資料提供:霧多布湿原ナショナルトラスト

詳しく見る

  • POINT1 3つの異なる環境が隣り合う:森、湿原、海が、それぞれ単独で完結せず、互いに交わることで豊かな生態系をつくりだします
  • POINT2 川を育む:森からの湧水が川をつくり、湿原をうるおします
  • POINT3 湿原の泥炭がミネラルをつくる:湿原に含まれるフルボ酸が鉄分と結合し、川に流れ込むことでミネラル豊富な水が生まれます
  • POINT4 栄養が運ばれる:森や湿原の栄養素が川を通じて海へと運ばれます
  • POINT5 海の生物の栄養になる:運ばれた栄養がコンブなどの海産資源の栄養となり、海の生態系を豊かにします
  • POINT6 霧が発生する:南からの暖かく湿った空気が、千島列島沿いの親潮によって冷やされ、霧が発生します
  • POINT7 ミネラルを含んだ海霧のつく牧草を食べる:海霧に含まれるミネラルが牧草に吸収され、それを食べた牛からは質の高い牛乳が搾られます

湿原内に生息する動植物

タンチョウ
オオハクチョウ
キタキツネ
エゾシカ
エゾカンゾウ群落
ワタスゲ群落

霧多布湿原ナショナルトラストについて

認定NPO法人 霧多布湿原ナショナルトラストは、「身近な自然を未来の子どもたちへ引き継ぐこと」をミッションに、自然と共生する暮らしや町づくりを目指し、湿原がもつ豊かさや価値を多くの人々に伝えるために活動しています。

History column
霧多布湿原ナショナルトラスト理事長 小川 浩子さんは、次のように語りました。「1984年、霧多布湿原に魅せられた東京からの一人の移住者が、『守る』より『楽しむ』ことを大切にした『霧多布湿原にほれた会』を結成。歩くスキー大会やバーベキューなどを通じて、地域の人々と湿原の魅力を共有しました。
1986年には『霧多布湿原ファンクラブ』として活動を拡大し、全国に会報誌を配布。湿原を『家族や恋人、仲間のように』感じてもらえるよう、ファンづくりに力を注ぎました。
その後、保全活動の継続性を考え、1999年にNPO法人化を申請。2000年、『霧多布湿原ナショナルトラスト』として正式に認証され、ナショナルトラストの理念に基づく本格的な保全活動が始まりました」
(2025年10月27日開催「Force for Good Learning Session」にて)

活動の3つの柱

霧多布湿原を保全する

湿原の3分の1(1,200ヘクタール)は民有地で、自然豊かな環境が開発の危険性にさらされていることから、民有地を買って保全し、未来の子どもたちへ残すナショナルトラスト活動を実施しています。森林を含む霧多布湿原周辺の民有地のうち、買い取りによる保全地、借地、浜中町との湿原景観保全協定地を含め、1,195.1ヘクタールの湿原を保全できています(2025年9月末現在)。

皆様からお預かりした寄付金も、土地を買い上げる資金源となり、湿原を未来へつなぐための大きな力となっています。

※ナショナルトラスト:19世紀末イギリスで始まった市民運動。みんなで資金や力を出し合って貴重な自然や文化遺産を保全していく活動です。

地域の自然や壊れた湿原を再生する

海岸線から広がる霧多布湿原のまわりには、放置されて荒れた森林跡地や、使われなくなった湿原もあります。それらを元の姿に戻すため、調査・研究も進めています。

水源となる森をつくるための「霧多布湿原ニュースキンの森」植樹プロジェクトも継続中です。

霧多布湿原のファンづくり

地域の子どもたちへの環境教育の一環として、自然体験学習や、きりたっぷ子ども自然クラブを実施。湿原を知り、好きになってもらうことで湿原を守っていけるよう、さまざまな活動も行っています。

皆様と一緒に寄贈した車両も、湿原保全ボランティアの活動や、子どもたちのキャンプの受け入れなどに、大切に使用されています。

ニュースキンジャパンとの歩み

ニュースキンジャパンはサステナビリティ(持続可能な環境)への取り組みの一環として、2000年より、霧多布湿原ナショナルトラストをサポートしています。霧多布湿原の素晴らしい自然を保護する必要性を感じ、霧多布湿原ナショナルトラストの活動趣旨に賛同し、湿原保全のための活動を継続しています。


主なできごと
2000年 霧多布湿原ナショナルトラストのミッション「身近な自然を未来の子どもたちへ」に賛同し、支援を開始 ※以降継続
2017年 霧多布湿原の森林部の整備と湿原に面した海岸を清掃(会員、社員によるボランティア活動実施)※作業に欠かせない軽トラックやゴミ拾い用トングなどを寄贈
2023年 第1回 霧多布湿原ニュースキンの森 植樹プロジェクト実施
2024年 第2回 霧多布湿原ニュースキンの森 植樹プロジェクト実施
2025年 支援25周年記念車両贈呈、第3回 霧多布湿原ニュースキンの森 植樹プロジェクト、支援25周年記念ワークショップ実施

ニュースキンジャパン2025年度支援についてはこちらをご覧ください。


History column
霧多布湿原ナショナルトラスト設立メンバーの伊東 俊和さんへの2017年9月のインタビューでは、2000年当時を振り返り、「(霧多布湿原を)気持ちで残していく取り組みを約10年続けましたが、民有地の開発を食い止めるには買うほかないと考え、NPO法人を立ち上げました。ですが資金がなかった。そんな大きな課題を抱えていたタイミングで、ニュースキンに賛同していただき、2,000万円を支援してもらいました。これがシードマネーとなり、おかげさまで現在は、民有地の約8割を買い取り保全できているのです」。
皆様からお預かりした寄付金は、買い取り保全地が850ヘクタールだった当時、その約4割の土地購入に使われました。

水源の森を未来へ。第3回「霧多布湿原ニュースキンの森」植樹プロジェクトを実施

この植樹プロジェクトは、霧多布湿原の生態系を健全な状態で維持するために欠かせない、「水源の森」をつくるための活動です。今年は、かつて木材の伐採が行われたまま放置されていた土地に、エンジュ、ミズナラ、ヤチダモ、クルミなど、計80本の苗木を植樹しました。

\森を育てるということ。植樹の意義を小川理事長にインタビュー/

「木を植えることで、落ち葉が土壌を豊かにし、雨水に溶けた栄養分が地中に染み込み、やがて湧水となって流れ出す水の循環が生まれます。また、森林が再生することで地盤が安定し、災害の防止にもつながります。伐採されたままの土地は地盤が緩みやすく、災害リスクが高まるといわれています。
さらに、育ちゆく森は多様な生きもののすみかとなり、生態系の回復と維持にも貢献します。このような森の再生は、湿原の保全にも深く関わっており、地域全体の自然環境を支える重要な役割を果たしています」

浜中町・森林室から助っ人が登場
ニュースキンの森には、「森のプロ」3名が駆けつけてくれました。「今日は北海道を代表する広葉樹を植えていただきます。葉はありませんが、春には芽吹きますよ」(梶原さん)、「苗木は、植えたあとの下刈りなど、人の手入れがあってこそ育ちます」(河村さん)、「木を植える体験が、自然の大切さを感じるきっかけになれば嬉しいです」(乙井さん)。それぞれの言葉に、自然と向き合う方々の想いが込められていました。

「森のプロ」たちが、苗木の植え方を丁寧にレクチャーしてくれました。

\荒れた土地で苗木を育てるコツ/

  1. ① 苗木を植えるための穴を掘る
    地面には笹の根がびっしりと張っていて硬いため、スコップの先で根を断ち切るように力を入れて掘ります。苗木の根元に巻かれた麻布がすっぽり収まる深さが目安です。
  2. ② 苗木を植えて土をかぶせる
    掘り出した土の塊には根が絡んでいるため、スコップでよくほぐしてから苗木を穴に入れ、隙間ができないように土をかぶせます。
  3. ③ 土をしっかり踏み固める
    木が風で揺れて根元に隙間ができると、空気が入って根が乾燥してしまいます。しっかりと踏み固めて、苗木を安定させます。最後に、周囲の落ち葉や廃材チップをかぶせておくと、土の乾燥を防ぐ効果があります。また、植えた場所がへこんでいると雨水がたまりやすく、根腐れの原因になるため、平らに整えることも大切です。
  4. ④ 食害防止のフェンスを設置して完成
    シカに食べられやすい苗木には、植えたあとに、人間の背丈ほどのフェンスを設置して、しっかり保護します。

苗木は、1本1本、みんなで力を合わせて

この日、霧多布湿原ナショナルトラストの小川 浩子理事長と、ニュースキンジャパン社長の小林も植樹に参加。参加者と一緒に苗木を丁寧に植えました。

「大きく育って」という想いを込めて

やがて春になって芽を出し、未来の森へと育っていくことを願いながら、参加者全員で心を込めて苗木を植えました。

\花言葉をご紹介!/
エンジュ:花言葉「幸福」。長寿や縁起のよい木として親しまれています。
ミズナラ:花言葉「力」「勇気」。森の生命力を象徴する、どんぐりのなる木です。
ヤチダモ:逆境に強い木。湿原林を代表する樹種のひとつです。
クルミ:花言葉「知恵の神」。知性を象徴する木として知られています。

支援25周年記念 保全活動と環境教育活動を支える「車両」を贈呈

霧多布湿原の保全活動や子どもたちの自然体験学習を支えるため、社名入りの新たな車両を寄贈しました。

湿原を走る、支援のかたち

2000年寄贈:初代軽トラック
湿原保全ボランティアや子どもたちのキャンプ受け入れなど、16年間にわたり大切に使われてきました。地域の活動を静かに支え続けた、縁の下の力持ちです。

2016年寄贈:二代目軽トラック
霧多布湿原ナショナルトラスト30周年の節目に寄贈。2017年に行った会員代表&社員による海岸のゴミ拾いや、今回の植樹活動でも大活躍。支援の象徴として、今も現場で頼れる存在です。

2025年寄贈:三代目軽商用バン
屋根にはカヌーなどを積めるルーフキャリアを備え、湿原の自然体験を支える新たな存在として走り始めました。もちろん、保全活動などにも活用され、幅広く活躍中です。

支援25周年記念 ファンづくりに役立つワークショップを実施

訪れた人を霧多布湿原のファンに誘い、子どもたちが自然に興味をもつことで、美しい湿原を未来へ残していくきっかけとなるよう、2つのワークショップを行いました。ぜひワークショップの様子をご覧ください。

1 大パノラマを望める展望エリアにベンチ&テーブルを設置
木道づくりの際に出たカラマツ材の端材を活用し、ベンチとテーブルを製作しました。成長が早く、経済林としても活用される針葉樹で、座面や枕木には鉄道用と同等サイズのしっかりとした材を使用。地域の恵みと参加者の力が合わさったこのベンチとテーブルには、支援25周年を記念するニュースキンプレートも添えられています。

2 子どもたちが自然に親しむきっかけとなる、ピザ窯用の薪づくり
海岸に流れ着いた流木や廃材を活用し、自然の恵みを無駄なく活かした薪づくりに取り組みました。薪割りにはナタや斧、安全なキンドリングクラッカーも使用。この薪は、きりたっぷ子ども自然クラブのピザづくり体験などに活用され、子どもたちが楽しみながら自然と触れ合う機会を育んでいます。

Photo Gallery

Message from

ボランティア参加者から届いた、霧多布湿原とForce for Goodへの熱いメッセージ

※五十音順

霧多布湿原は、何千年もの時をかけて育まれてきたと聞きました。その尊い自然に、人がむやみに手を加えてはいけないという想いのもと、25年前から保全活動を支えてきたニュースキンの歩みを、誇らしく感じています。植樹の意義、霧多布の空気や風から得た気づきを、多くのみなさんに届けていきたいです。(相原 さとみさん)
北海道・釧路で生まれた私にとって、ニュースキンがこの地で活動してくれることが何より嬉しく思います。湿原は、人の手が加わっていないからこそ価値があり、地層を数メートル掘るだけで、過去の地震や津波の痕跡が現れると聞きました。そんな貴重な自然を守り、変化した生態系を取り戻す活動に参加できることを誇りに思います。(五十嵐 健さん)
「知っている」と「分かっている」は違う。苗木を植えるという小さな経験から、多くのことが見えてきました。関わる人の多さや、苗木が森へと育つまでの年月を肌で感じ、「何も分かっていなかった」ことが「分かる」ようになった。みんなが「知っている」から「分かっている」に変わっていけるよう、継続して関わっていきたいと思います。(池尻 一也さん)
昨年は雨の中の活動でしたが、今年は晴天のもと、昨年の2倍の苗木を植えることができました。現地で関わるたびに、ニュースキンの社会貢献活動の深さと温かさを実感しています。子どもたちの「自然を守りたい」という想いを育むきっかけとなるこの活動を、より多くの人に知っていただけたら嬉しいです。(池田 理紗さん)
昨年初めて参加するまでは、社会貢献に対する実感があまりありませんでした。でも、実際に現地へ足を運び、大自然の中で体を動かすことで、関わり方はそれぞれ違っていても、ニュースキンに携わるすべての人が何らかの形で貢献していることを強く感じました。この経験を通じて、自分にももっと多くのことができる……そんな可能性を感じています。(加藤 慎平さん)
Force for Goodの意味を知って以来、子どもたちの命をつなぎたいという想いでビタミールの寄付を続けてきました。そんな中、今回の霧多布湿原での活動に参加できたことに感激しています。ボランティア体験を通じて、自然と人とのつながりをあらためて見つめ直すきっかけになりました。(澤田 邦夫さん)
ニュースキンの保全活動25周年という節目に初めて参加しました。自分の年齢より長い歴史のある活動に感動しています。ボランティア参加者のみなさんと、年齢や経験を超えて同じ目線で自然と向き合えたことが何よりの財産です。これを思い出にとどめず、今後の社会貢献に活かしていきたいです。(澤田 新さん)
約10年前に初めて霧多布湿原を訪れ、ゴミ拾いや薪割りを体験しました。それ以来、足を運ぶたびに自然を守る活動への理解が深まりました。植樹も「植えて終わり」ではなく、その後の管理や整備が大切だと実感しています。だからこそ、これからも継続して関わっていきたいと思います。(忠内 亮太さん)
タンチョウは一度つがいになると生涯添い遂げるそうです。霧多布湿原ナショナルトラストとニュースキンも互いに手を取り合いながら、世界でも珍しいこの美しい湿原を未来の子どもたちへつなぐために、守り続けてほしいと思います。私も本日、微力ながら地球の持続可能な環境づくりに貢献できたことに、心から感謝しています。(枦川 溜さん)
自分が行動することで、想いは自然と伝わる。体験を自分の言葉で語れば、心の奥にある「水」がゆれ、そのゆらぎがまただれかの心を動かすのだと思います。だからこそ、一度きりではなく、何度も現場に足を運び、自分の姿で伝えていきたい。その積み重ねが、やがて大きな力となり、社会貢献の輪が広がっていくと信じています。(本田 覚さん)
朝から汗をかいて活動するのは久しぶりでした。今日のボランティアや、昨年から自分でも続けている子ども食堂の活動をとおして、「だれかのために動くことって幸せだな」とあらためて感じています。応援や支援を続けることは簡単ではありませんが、できることを継続しながら、その想いが身近な人たちにも広がっていけば嬉しいです。(松本 紗保理さん)
自然に少しでも貢献できたことが嬉しく、初めての感情を味わいました。みなさんと汗を流しながら過ごした時間は、とても心地よく、価値ある体験でした。荒れた土地を整えることから始めて植えた新しい苗木が、やがて大きく育ち、森がつくられる未来につながっていることを実感できたことに感謝しています。(松本 真理さん)
デジタルが当たり前の今、リアルな体験を知らない子どもが多いと感じています。だからこそ、自分自身が自然の中で命の尊さを肌で感じることが大切だと思いました。植樹のような体験は、ニュースキンならでは。母としても、こうした「リアル」な体験を通じて、この湿原を未来の子どもたちへつなげていけるよう、学び続けていきたいです。(三木 奈々さん)
マラウイでのビタミール支援の現場を訪れたときと同じように、昨年の湿原での体験をとおして、ニュースキンの社会貢献の本質に触れることができました。マザー・テレサの「大きなことはできないけれど、小さなことを大きな愛で行うことはできる」の言葉のように、小さな活動でも愛を込めて続けていけば、社会を変える力になると信じています。(向井 裕之さん)
今回が初めての参加でしたが、ニュースキンが取り組む自然を守る活動を実際に見て、体験できたことに大きな刺激を受けました。あらためて、Force for Goodの輪を、もっともっと広げていきたいという想いが強まりました。(安里 公夫さん)
植樹は3回目の参加で、自然と向き合うたびに、自分の想いやエネルギーが大きく変化していくのを感じています。霧多布の生態系を取り戻すための植樹は、ニュースキンの理念を「体験」として可視化できる、かけがえのない機会です。美しい自然が子どもたちの未来へとつながっていくことを願いながら、1本1本、大切に植えました。(吉野 孝謙さん)
知らなければ始まらない。湿原の価値を知ることで、「守りたい」という気持ちが自然と湧いてきました。霧多布湿原ナショナルトラストもニュースキンと同じように、「たった一人の想い」から始まったというエピソードに心を打たれました。その小さな想いが多くの人を動かし、ここまで大きな活動へと育ってきた物語に、胸が熱くなりました。(渡辺 三和さん)

皆様からの応援により叶った今年の寄付金は、「霧多布湿原ニュースキンの森」での植樹活動や、保全・環境教育活動、資源保全ボランティアを支える車両の寄贈など、多様な活動に役立てられています。

2000年からの累計寄付金額:6,040万円

寄付目録の贈呈式の様子

左から、浜中町副町長 石塚 豊氏、霧多布湿原ナショナルトラスト理事長 小川 浩子氏、ニュースキンジャパン社長 小林 和則。
式典には公務の合間をぬって石塚副町長が駆け付けてくださり、小林から小川理事長へ寄付目録がわたされました。

Message from

浜中町、霧多布湿原の関係者から「ありがとう」

霧多布湿原ナショナルトラスト 小川 浩子理事長
「ニュースキンジャパンによる霧多布湿原ナショナルトラストへのご支援が、本年で25周年という節目を迎えました。長年にわたる継続的なご支援とご活動に、心より感謝申し上げます。自然の保全とは、ただ手を加えずに見守ることではなく、森や湿原を守り育てるために、地道な作業を積み重ねていくことだと感じています。これからも、前向きで持続可能な取り組みを皆様と共に続けていきたいと思っております」
浜中町 石塚 豊副町長
「午前中から植樹やベンチづくりにご参加いただき、精力的に活動していただいたことに敬意を表します。浜中町は漁業と農業を基盤とする第一産業の町であり、自然環境がその基盤を支えています。霧多布湿原ナショナルトラストは、そうした自然と向き合いながら活動を続けておられ、ニュースキンジャパンからの長年にわたるご支援に、町としても深く感謝申し上げます。自然を守るには継続的な取り組みが不可欠です。今後とも、浜中町の自然に心を寄せていただければ幸いです」

Message from

ニュースキンジャパンからも「ありがとう」

ニュースキンジャパン 代表取締役社長 小林 和則
「霧多布湿原への支援が四半世紀を迎えられたことを、大変光栄に思っております。この長きにわたる活動を継続できたのは、会員の皆様、霧多布湿原ナショナルトラストの皆様、浜中町の皆様のお力添えがあってこそです。心より感謝申し上げます。
(ボランティア ツアーについて)ニュースキンジャパンでは、現地を訪れ、見て、体験することが理解を深める最良の方法であると考え、『百聞は一見に如かず』の精神で活動を続けてまいりました。今回の活動では、テーブルづくりにも参加させていただき、来週には子どもたちがそのテーブルを使ってくれると伺い、大変うれしく思っております。
私たちは、売上や利益の先にある『世の中をより良くする』という想いを大切にし、霧多布湿原ナショナルトラストの皆様と志を共にしながら、今後もForce for Goodの輪をさらに広げてまいりたいと考えております」

地元の新聞と町のホームページで紹介されました

【釧路新聞】2025年11月7日
【広報はまなか】2025年12月号(No.724)15ページ
※PDFは、浜中町の公式ホームページ内でもご覧いただけます。

Special Thanks!

霧多布湿原ナショナルトラストの皆様、ご協力ありがとうございました

事前の準備から当日の運営に至るまでご協力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。皆様の温かなご支援のおかげで、霧多布湿原の保全活動は25年にわたり継続することができました。

「霧多布湿原ニュースキンの森」が豊かに育まれていくことを願うと共に、今回の記念としてお披露目された軽バンが、霧多布湿原の美しさや魅力を広く伝える存在となり、さらに多くのファンを生み出してくれることを楽しみにしています。

ニュースキンジャパンは、これからも霧多布湿原の保全と植樹活動を通じて、自然の恵みを未来へつなぐ力となれるよう、皆様と共に歩み続けてまいります。

One for smilesプロジェクトをご存じですか?

「好きな製品を使って子どもたちを笑顔にしよう」というスローガンの下に始まったプログラムでは、全製品の売り上げ利益の1%がニュースキンジャパン フォース フォー グッド基金に寄付され、霧多布湿原の保全活動をはじめとする取り組みに活用されています。 あなたが大好きなニュースキン製品を使うことが、地球の明るい未来につながっているのです。

HOW TO GIVE

ニュースキンの会員の方であれば、だれでもニュースキンジャパン Force for Good基金への寄付、ならびにナリッシュ ザ チルドレン プログラムへ参加することができます。

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