ニュースキンジャパン 社会貢献活動

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ニュースキンジャパン社会貢献活動(CSR)

マラウイに未来、子どもたちに笑顔を届ける活動を続けています
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マラウイに未来、子どもたちに笑顔を
届ける活動を続けています

ニュースキンではみなさまと共に、世界でもっとも貧しい国のひとつ、マラウイ共和国の人たちがより豊かになるためのさまざまな活動を行っています。そこで2019年6月、現地でのボランティア活動を行うと共に、農業教育の現場や食糧支援の状況などを視察してきました。そこには、みなさまからのサポートが着実に実を結び、夢や希望をもって歩むマラウイの今がありました。

■視察について
ニュースキンでは毎年、SAFI*の授業修了後から卒業式までの2週間、生徒が寮を退去する時期を使い、社員によるボランティア活動等を行っています。2019年は6月8日より7日間、世界の全マーケットから選ばれた社員がボランティア活動に参加するほか、SAFIの卒業式やビタミール工場の見学などをしてきました。なお、日本からは、コンプライアンス部門所属の増田が参加しました(参加国:アメリカ、日本、中国、韓国、ベルギー、フィリピン)。
* 家族の自立を支援する農業学校「School of Agriculture for Family Independence」の略

■ニュースキンとマラウイの関係って!?
①未来のために家族の自立をサポート
2007年、ニュースキンForce for Good(以下FFG)財団が地元の非営利団体や市民団体と提携して農業学校SAFIを建設。その後、SAFIのノウハウを活用し、多くの村に効率的に広めるプロジェクトをスタート。現在もマラウイへの農業教育支援は継続しています。

②子どもたちの笑顔のために食をサポート
2002年、飢えと栄養不良に苦しむ子どもたちに、食糧支援に最適な栄養食「ビタミール」を届けるプログラムを開始。日本のみなさまや社員からのビタミールは、マラウイの子どもたちに直接贈られています。
詳しくはこちら>

Report1 ボランティア活動
医療施設の修繕を行いました

今年は、SAFIから車で10分ほどの村にあるクリニックの建物修繕作業を行いました。ここには常時20~30人の患者さんが受診し、その半数以上がマラリア患者だそうです。

出産間近の妊婦さんが待機する小屋の内壁を塗装しました
外壁の塗装
窓枠の修繕
土壁づくり

Happy Surprise!
可愛い赤ちゃん誕生

2部屋ある分娩準備室の壁補修を交互に行っている最中に、可愛い赤ちゃんが誕生しました! 衛生面や設備など環境がまだまだ整っていない状況でしたが、お母さんも無事に出産を終えることができました。

最貧国のひとつ
マラウイ共和国

人口1人当たりGNI(国民総所得)192ヵ国中191位
※「GNI」とはGross National Incomeの略で、「居住者が国内外から1年間に得た所得の合計」を表す。

1人当たりの収入1日1ドル以下
(富裕層含む平均値)

※2018年世界銀行調べ。

マラウイの貧しい状況

マラウイ人の平均寿命は50歳以下で、5歳未満の子どもの2人に1人が栄養失調といわれています。また、マラウイ経済のほとんどを支える農業従事者たちは、非常に不安定な生活を送っています。問題は、人口の大きな割合を占める農家の生産性の低さです。機械化はおろか、ごく基本的な灌漑(かんがい)技術や土壌改良材も行き届いておらず、1世帯当たりの作物収穫高は家族を養うのには十分ではないといわれています。

Report2 農業学校SAFI
SAFIはマラウイの家族の自立を支援しています

家族の自立を助ける農業学校SAFIの始まりは2007年。ニュースキンは地元の非営利団体や市民団体と協力してMtalimanja(タリマンジャ村)に実際の村をつくり、SAFIを建設しました。これにより、30~40人の農民とその家族が暮らしながら、魚の養殖、灌漑、持続可能な農業、森林保全、樹木の栽培、畜産、栄養学などの教育を受けられるようになりました。

アボカドの苗。アボカドはSAFIの収入源のひとつで、プロモーション役も担っているそう
区画して育てるなど、効率的な方法を学ぶ

農業のほか、水産業や畜産業も学べます

学べるのは農業だけではなく、水産や畜産の技術も習得できるようになっています。ため池をつくり、そこにはアヒル小屋があります。アヒルが泳ぐことで水が動き、フンをすることで水草が育って水が浄化され、魚が増えるという好循環が生まれることなど、自然の「循環」を学ぶことで効率や継続性の重要性を体感します。また、鶏を飼い卵を採るなど、畜産も行っていました。

ため池
ヤギ小屋/鶏小屋
スティーブン J. ランド(ニュースキン エンタープライズ エグゼクティブ チェアマン 兼 ナリッシュ ザ チルドレン エグゼクティブ ディレクター)は卒業生へ、SAFIの理念である「Kowledge is power!(知識は力なり)」の言葉を贈りました

Report3 SAFI~卒業後の歩み~
「自立」と「持続」を創出し続けます

SAFIで1年間学んだ卒業生は、2年目には自分の村に戻り、習得した知識と技術を、今度は指導者となって伝えていきます。こうして、理想の「自給自足」が何世代にもわたり継続できるような循環をつくっています。それぞれ帰る村の環境もさまざまなため、すべての卒業生が確実に結果を出せるまで導くサポート体制の導入も今後の課題ですが、卒業生が村に戻ってからの作物の収穫量は平均で700%増加した年もあります。

飢餓の際に私財を投げ売って人々を救ったマラウイの英雄、ナポレオン・ゾンベ氏や政府の役人の方も参加して和やかな卒業式が開催されました
皆勤賞や成績優秀者には副賞として10,000マラウイ・クワチャ(日本円で約1,400円)と1年分の野菜の種が贈られました

みなさんのサポートが
マラウイの暮らしをよくするきっかけに

たわわな果実が、収入源のひとつに!

2018年、36,000本の果樹が植えられました。グアバなど地域性を活かした果物を栽培し、それを売ることで収入源のひとつになります。

井戸ができ、生活が豊かに!

2018年、55ヵ所に井戸をつくることができました。この井戸も、ただ寄付をしてニュースキンが設置するという形ではなく、その村の人たちがレンガを運んだり、土を運んだりして、自分たちが井戸をつくるなど、「与える」寄付ではなく「自立」を意識させる寄付を行っています。井戸がある村とない村では、本当に豊かさに大きな差が出ています。井戸の数は、まだまだ足りない状況でした。

井戸のおかげで衛生意識も向上

トイレの横には、ペットボトルに水を入れてつくった手洗い場を設置しています。清潔な水を届ける井戸ができたことで、「トイレのあとに手を洗う」という、衛生教育も可能となったのです。

マラウイに笑顔を届けるためにサポートしていただけませんか?

ビタミール工場

Report4 ビタミール工場
雇用の創出もしています

栄養価の高い食糧支援に最適な製品「ビタミール」をつくる工場をマラウイに建設することでそこに「雇用」を生むことができます。
工場では現地の人たちが、トウモロコシと大豆の選別や焙煎、袋詰めなどさまざまな工程に関わり、ビタミールをつくっていました。

衛生管理の整った作業場では、マスクやヘアキャップを徹底していました
倉庫内

Report5 ビタミールを直接子どもたちへ
子どもたちの明日への希望が「ビタミール」です

毎月1回、各村から子どもたちがビタミールをもらうためのチケットを握りしめ、集まります。写真の列は村ごとに並んでいる様子です。ビタミールはチケットを持っている子どもしか受け取れません。列に並べない小さな子どもが「Give me a Ticket(チケットをください)」と訴えかけてきた姿がとても印象に残っています。そして同時に、ビタミールの寄付が累計で6億食を達成した今でも、まだ十分ではないことを実感しました。マラウイの子どもたちが、未来を築くために必要な知識を得るためには、学びが一番重要です。そのためにも、お腹が満たされる環境を、安心して学ぶことができる状況を支援し続けることが大切だと感じました。

みなさまの気持ちをビタミールに込めて贈っていただけませんか?

Photo Gallery

Movie

※SAFI周辺を空撮した映像です。

HOW TO GIVE

ニュースキンの会員の方であれば、だれでもニュースキンジャパン Force for Good基金への寄付、ならびにナリッシュ ザ チルドレン プログラムへ参加することができます。

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