岩手県釜石市・大槌町の子どもたちに本と笑顔を届けてきました!
「スマイル ライブラリー プラン」は東日本大震災 被災地支援のひとつとして、2013年にスタートしました。震災当時、外で自由に遊ぶこともままならなかった子どもたちが、未来に向けて夢と希望を抱けるように、「本」を、そして創造性を育むために「文房具」を届けています。
震災から8年以上経過した現在も、市町村の予算だけでは国の規定の図書数に満たない学校も多くあります。
2019年7月2日、3日
図書・書架・文房具セット
を届けた小学校を紹介
11校 1,808名へ
釜石市
大槌町
2,380冊
が届けられるまで
- 1. 現地の学校や教育委員会などを事前に訪れ、状況を把握
- 2. 各学校に必要な本を選んでもらう(子どもたちの希望や先生方が読ませたいと思う本など)
- 3. 地元の書店や什器販売店(書架)、装丁業者(劣化を防ぐために本に透明のシートを貼る)に発注
- 4. 現地に直接届ける
Smile Library Plan 2019
贈呈式
ニュースキン会員の代表10名とニュースキンジャパンの代表が3校(甲子小学校、唐丹小学校、吉里吉里学園小学部)を訪問し贈呈式を行いました。6月12日、13日に会員のみなさまと共につくった文房具セットもサプライズでプレゼント! 大歓声が沸き起こりました! そして子どもたちからは「歌」の逆サプライズが!
Message From
会員代表の方々より
※参加者:椎村 政彦、清水 千絵、白石 勝範、高尾 直樹、高島 光昭、高畑 俊宏、田島 緑、枦川 溜、吉野 園子、吉野 孝謙(五十音順、敬称略)。
ご参加くださり、ありがとうございました。
Smile Library Plan
2013-2019
9市町村
130校
21,625人へ
29,544冊
※7年間で届けた図書の数や届け先の学校数など。
Message
From
釜石市教育委員会事務局
学校教育課
佐々木 主幹兼学務係長より
今回、多くの図書をご寄贈いただき、ありがとうございました。子どもたちの豊かな感性を育むうえで読書は欠かせないものであり、各校にいただいた図書は大切に利用させていただきます。この冊数は市内の全小学校が1年間に購入する図書の2倍にもなります。
釜石の子どもたちはシャイな性格の子が多く、喜びを上手に表現できないのではと心配しておりましたが、新しい本を手に取ったとき、文房具セットをいただきたとき、みなさまの前で、子どもたちの笑顔を見せることができて大変よかったと思っておりました。ありがとうございました。
大槌町教育委員会事務局 学務課
黒澤 直美 大槌型教育推進班長より
大槌の子どもたちの夏休みは、7月26日から8月18日ごろまでとなっています。今年は、吉里吉里海岸が堤防の工事のため遊泳できませんが、みなさまからいただいた本や文房具で、夏休み中も想像力を刺激する活動ができることと思います。本当にありがとうございました。
大槌町の公式Facebookに、贈呈式の模様を投稿してくださいました。
こちら> https://www.facebook.com/town.otsuchi/
Special Thanks!
渡辺さん、Jackさん
東京から往復14時間近くかけて1,900個の文房具セット(段ボール95箱)をセカンドハーベスト・ジャパン(以下2HJ)のトラックで運んでくださった渡辺さんとJackさん。釜石市と大槌町の全11校へ無事に届けることができたのは、2HJのボランティアのみなさまのご協力があればこそ!
毎年、ありがとうございます。
千葉さん
7月2日、3日の2日間、安全運転で参加者総勢18名を釜石市、大槌町の各小学校へマイクロバスで連れて行ってくださった運転手の千葉さん。ご自身も被災当時にご家族の安否が確認できず、不安で大変な思いをされたご体験を訥々(とつとつ)とお話ししてくださいました。千葉さんのおかげでスケジュールどおり進めることができました!
菊池さん
釜石市のなかでも震災の被害が非常に大きかった鵜住居(うのすまい)地区に、東日本大震災での教訓を未来に伝え続けることを目的として建設された「いのちをつなぐ未来館」で、当時中学生だった菊池のぞみさんが、身をもって体験した大震災の状況を語ってくださいました。命を懸けて津波から走って、走って逃げた経験から「私はみなさんの大切な方に直接伝えたくても伝えられません。どうか『逃げる』ということを伝えてください」とお話ししてくださいました。
6月の「キッツ フォー キッズ プロジェクト」で1,900個の文房具セットをつくってくださった、総勢200名のボランティアの方々も、本当にありがとうございました! みなさまのおかげで釜石市と大槌町が、子どもたちの明るく元気な笑い声に包まれました。レポートも、ぜひご覧ください。