ニュースキンジャパン 社会貢献活動

ニュースキン公式サイト

ニュースキンジャパン社会貢献活動(CSR)

マラウイへの農業教育支援レポート 2021-2022 何世代にもわたって家族を豊かにするために活動しています
Article created on

マラウイへの農業教育支援レポート 2021-2022
何世代にもわたって家族を豊かにするために活動しています

世界でもっとも貧しい国のひとつ、マラウイ共和国。ニュースキンは2007年、何世代にもわたって家族が自立できるように、生産性を高めるための知識や技術を指導するための農業学校「SAFI」を開始しました。その後、SAFIのノウハウを活用し、より多くの村に効率的に広める取り組みを始め、現在も継続しています。
家族が経済的に豊かになれば、子どもたちは栄養ある食事をとり、学校に通うことができます。私たちはそんな環境をつくることに長期的に取り組むことで、子どもたちに明るい未来を届け続けています。
2021年~2022年には、日本のみなさまのおかげで、多くの家族が自給自足を目指すための活動を実施することができました。その様子をぜひご覧ください。

SAFI
家族の自立を支援する農業学校

スクール オブ アグリカルチャー フォー ファミリー インディペンデンス
School of Agriculture for Family Independence

ニュースキン フォース フォー グッド財団が、地元の非営利団体や市民団体と提携してタリマンジャ村に建設した農業学校です。このSAFIでは、何世代にもわたって自給自足の生活が継続されることを目指しています。選ばれた家族がここSAFIに住みながら、効率的な農業、輪作(りんさく)、栄養学、灌漑(かんがい)、堆肥(たいひ)、畜産、養殖などを学び、子どもたちは小学校に通います。入学後2年目には農耕具と種を受け取り自分たちの村に戻り、習得した技術を地域の人々に伝えています。

農業教育支援プログラムの流れ

SAFIのノウハウを活用し、政府が雇用する農業指導員と共に、より多くの家族が自立してゆくための技術を効率的に広めます。指導を受けられるのは選出された模範的な家族で、その畑で効率よく収穫ができると農家にはインセンティブが与えられます。インセンティブと農業での成功体験が参加家族の意欲を高め、同じ村の農民たちによい影響を与えます。

プログラムは3 つのカリキュラムから構成され、段階的に習得できるようになっています。

農業教育支援プログラム開始後、マラウイの暮らしに変化が!

プログラム開始以前のマラウイでは、農業の基本的な知識さえ普及しておらず、収穫できる作物や飼育できる家畜の量や種類、質に限りがありました。しかしSAFIのノウハウを活用したプログラムにより正しい農業知識・技術を学ぶことで、開始から数年で、販売用の作物まで収穫できる農家が増えました。

2021-2022 NEWS

生産性と収益性の向上を目指し、多様なトレーニングを実施!

2021年~2022年も、農家の生産性を向上させて収入の増加につなげる農業教育支援プログラムを継続し、たくさんの子どもたちが笑顔で安定した生活を送ることを目指しました。特にこの期間では、多くの家族が自給自足を続けられるような循環システムをつくるための次の3つのトレーニングを実施しました。

① 高い収穫量が得られる品種改良型のトウモロコシを栽培
栄養価値のあるトウモロコシを効率的に栽培するためのトレーニングを行いました。各農家には、たくさん収穫できるように品種改良された種子を5キロ配布し、正しい栽培方法を教えて資機材を提供しました。これにより、以前は年間の収穫量が平均10袋以下だったのに対し、現在は収穫量が増え、平均25袋を超えることが期待されるようになりました。

・ マラウイでの年間の平均推奨量
1人当たり:6袋
※1世帯当たりの平均人数は5人で、その場合は30袋。



強化トレーニング後、品種改良されたトウモロコシの種子を受け取った農家の人たち。

② 栄養源と収入源となる大豆の栽培
植物性タンパク質が豊富な大豆は、マラウイではもっとも売れる(よい収入源になる)作物だと言われています。しかし、大豆の種子を手に入れることすら困難なため、大豆農家が少ない現状です。そこで栽培経験のない各農家にトレーニングを行うと共に、大豆の種子を配布しました。これにより、平均約2,000平方メートル(1/2エーカー)の土地で12袋の大豆が収穫でき、400ドルの販売収益が得られました。

種子が配布され、嬉しい気持ちを喜びの舞であらわす人々。

③ ヤギの生産を通じた女性のエンパワーメント(力を高める)教育を継続
収益を出せるヤギの生産管理を強化するためのトレーニングは、女性の経済力を向上するための取り組みとして2020年より継続されています。2021年には4つの村の女性グループに対してヤギを提供し、正しい飼育方法などを教えました。その結果、提供した15頭は平均で25頭に増えました。ここでは、ヤギの頭数が増えたら各メンバーに分配して世話をするシステムを採用しています。
参加した女性たちは家族での生活を維持したり、子どもたちを学校に通わせたりするための資金を得られ、各家庭の生活水準の向上をサポートすることができました。

小屋で飼育されるヤギたち。
ヤギの生産事業に参入したナンクンバ村の女性たち。
Nuskin logo

みなさまのサポートにより、2022年は120世帯がプロジェクトに参加でき、
累計で、こんなにもたくさんの世帯が農業知識と技術を学ぶことができました。
9,865 Families

マラウイに笑顔を届けるためにサポートしていただけませんか?

家族が経済的に豊かになることで、子どもたちは栄養のある食事をとることができ、学校にも通えるようになるはずです……。そこで、ニュースキンジャパンはこれからもみなさまと一緒に、マラウイ共和国への農業教育支援を通じ、多くの家族の「自立」を持続できるようサポートしてまいります。

HOW TO GIVE

ニュースキンの会員の方であれば、だれでもニュースキンジャパン Force for Good基金への寄付、ならびにナリッシュ ザ チルドレン プログラムへ参加することができます。

寄付をする