子どもたちのリーダーシップを育む「リーダー・イン・ミー」を2019年度もサポートします!
学校変革プログラム「リーダー・イン・ミー」導入支援スタートから4年。これまでに導入した学校では、主体性や向上心、責任感の向上など子どもたちに大きな変化が見られ、今年度も継続してサポートすることになりました。
2019年度は、新たに東京都と大阪府の各2校の公立小学校、計1,237名の子どもたちがリーダーシップを育むための3年間のプログラムをスタートしました。
※リーダー・イン・ミーは、一般社団法人The Global Leadership Impact Fund
Japanが取り組むプログラムで、2016年より、ニュースキンジャパンはメインスポンサーとして、プログラムの導入支援を続けています。
リーダー・イン・ミー
とは?
想像してみてください。
もし、学校に通う子どもたちが、責任感をもって主体的に行動し、新しい考えを創造し、自分で目標を立て、それを達成し、異なる環境で生まれ育った人たちともうまく人間関係を構築でき、自分たちの問題や課題を自分たちで解決できたとしたら、どうでしょう?
これは、リーダー・イン・ミーを導入している学校で現実となる、そんな学校変革プログラムです。
子どもたちがリーダーシップ・主体性を育むために
スティーブン・R・コヴィー著『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』のフレームワークに基づき、3年間をかけ、自分で考え主体的に行動するリーダーシップを学校全体で育んでいきます。
リーダーシップ・主体性を育むために
まず大人から
導入1年目、リーダー・イン・ミーを子どもたちに教える前に、まずは先生たちからスタートします。プログラムについて学びながら、すべての先生が集まりそれぞれのもつ考えやビジョンについて話し合い、学校全体のビジョンと目標を決めます。そのうえで、プログラムをどのように授業や学校の生活に導入していくかを話し合います。
このプログラムは子どもたちのためでもありますが、それと同じぐらい、大人のためのものでもあります。
<写真>東京都東大和市立第三小学校では、校長や教頭も含めた全教員でワークショップを行いました。
リーダーシップ・主体性を育むために
考え方・行動を根付かせる
さまざまな授業を通じ、「7つの習慣」の考え方や行動パターンを自分自身に浸透させていきます。 例えば、東京都の花保小学校では1年生の授業で「自分や相手のよさを大切にできる児童の育成~発見しよう! 自分の力~」というテーマを設けていました。ここでは、第2の習慣「ゴールを決めてから始める」ことを知り、目標に向けて行動する態度を身につけることを目指します。「どんな一年生になりたいか」などについて子どもたちは自分で考え、それを友だちとも共有します。
リーダーシップ・主体性を育むために
文化をつくる
一人ひとりがリーダーになるためには、多様性を尊重することが欠かせません。その文化をつくるために、例えば、花保小学校の3年生のクラスでは、次のような授業を行っていました。
同じ絵でも「うさぎ」に見える人と「アヒル」に見える人がいることを体験し、自分の見方や捉え方だけで理解しようとするのではなく、「相手を理解する」ために話を聴くことの大切さを学びます。
リーダーシップ・主体性を育むために
学びを発揮させる
ほかの子どもたちと効果的に協力するために、Win-Winの関係についても学び、コミュニケーション能力も磨いていきます。
導入4年目を迎え大きな成果が出ている茨城県の猿島小学校では、児童が「挨拶リーダー」「ぴかぴかリーダー」「かかリーダー(係りのリーダー)」「学習リーダー」など、さまざまなリーダーを担っています。この写真は、「挨拶リーダー」がスクールバスから降りて来る児童を外で待ち、バスから降りた児童全員とハイタッチをしながら朝の挨拶をしています。そうすることで朝からみんなが楽しい気分で一日をスタートすることができたり、学年を超えてコミュニケーションが図れ、学校全体の繋がりが生まれます。
2019年は新たに4校への導入がスタートし、現在こんなにたくさんの
子どもたちがリーダー・イン・ミーを学んでいます。